2026/08/28

島根鷲神社

 足立区島根にある神社で“わしじんじゃ”と読む。公式ページによると文保二年(1318年)中興と伝えられる。当地は古代には海岸線で島の根のように出た地に、神々が船でお着きになった処とされる。

島根鷲神社 鳥居

主祭神は日本武尊で、先着の神々をお祀りしたことから浮島明神または大鷲尊とも呼ばれ、鎌倉時代以降に鷲大明神となった。また、江戸時代のは三代家光公・八代吉宗公等のご事跡があったとされる。

島根鷲神社 手水舎

境内は東武スカイツリーライン「西新井駅」から徒歩18分の場所にある。大鳥居をくぐるとすぐ左手に手水舎があり、参道を真っ直ぐに進むと社殿が見える。また、参道右手には島根神代神楽が奉納される神楽殿がある。

島根鷲神社 社殿

社殿の右側奥には徳川吉宗公が座られたとされる将軍石や吉宗公ゆかりの吉田順庵先生島根学問所跡が確認できる。さらに奥に進むと富士塚があり登ることも可能で7月には富士開きが行われる。さらに社殿の左手には境内社の三峯神社も鎮座する。

島根鷲神社 将軍石

住宅地の中にあり境内は大規模ではないが、歴史を感じさせる。年間に行われる祭典行事も多く、祭りに欠かせない「島根ばやし」は神田囃子の流れを汲むものだそう。近隣地域の総鎮守・守護神として今も崇敬を集めていることがわかる。

島根鷲神社 富士塚

なお、御朱印は社殿左手にある社務所で拝受できる。窓口のあたりをウロウロ歩いていると声をかけていただいた。御朱印は書き置きのみで鷲神社の他に、富士塚の御朱印(初穂料は各500円)もいただいた。

島根鷲神社・富士塚の御朱印


2026/08/26

堀切天祖神社

 葛飾区堀切にある神社。公式ページの由緒書によると“永萬元年(1165年)、伊勢皇大神宮の神領地として寄進された葛西御厨の堀切村鎮守として伊勢皇大神宮の御分霊を勧請して創建”とある。

堀切天祖神社 鳥居

境内は京成本線「堀切菖蒲園駅」から徒歩6分の住宅街の中にある。鳥居をくぐると左手に手水舎があり、参道を進んだ正面が拝殿。参道の途中左手には神楽殿も確認できる。面積はそれほど大きくはないが中に入ると境内社が多いことがわかる。

堀切天祖神社 手水舎

創建後に八幡社、稲荷社、天神社が祀られた。その中で八幡社は宝徳元年(1449年)に当時の地頭千葉氏の家臣・窪寺蔵内頭胤夫が現在の堀切小学校敷地に勧請したとされる。明治以降になってから境内に遷座された。

堀切天祖神社 社殿

その他に、境内には天神社、豊受稲荷、出雲社が祀られ、境外末社として菖蒲七福神、菖蒲十二支神が祀られている。また、葛飾区観光協会HPによると堀切の名産「菖蒲」と「勝負」をかけた「しょうぶ勝守」などの御守が人気らしい。

堀切天祖神社 境内社

御守や御朱印は社殿右手にある社務所の窓口で拝受できる。インターホン呼び出し方式で書き置きのみ(初穂料500円)だが、毎月背景デザインは変更になる。また兼務社の小菅神社・上千景香取神社・小谷野神社の御朱印もこちらで対応している。

堀切天祖神社 御朱印



2026/08/18

篠崎浅間神社

 江戸川区上篠崎にある神社。公式ページによると天慶元年(938年)に創建され、江戸川区最古の神社として知られている。御祭神は木花開耶姫尊で、宝物として村上天皇の宝剣や御花園天皇の連歌、犬養毅の額などを有する。

篠崎浅間神社 一の鳥居

境内は都営新宿線「篠崎駅」から徒歩15分の場所にある。鹿骨街道を抜けて江戸川方面に向かうと参道が確認できる。参道を進むと一の鳥居、二の鳥居があり、石段を上がった先に社殿が見える。

篠崎浅間神社 社殿

参道を囲むようにして境内末社が13社が祀られており、そこからも歴史ある神社であることがわかる。社殿の手前右手には神楽殿、左手に手水舎があり、その奥に社務所という配置になっている。なお、境内末社は以下の通り。

  1. 下浅間神社
  2. 下浅間御嶽宮
  3. 香取神社
  4. 天満宮
  5. 八幡神社
  6. 白髭神社
  7. 天祖神社
  8. 須賀神社
  9. 霧島神社
  10. 稲荷神社
  11. 柳島稲荷神社
  12. 水神宮
  13. 辨天社

篠崎浅間神社 境内社

7月の例大祭では日本最大級の大幟(長さ20m以上)が十本立ち並ぶ幟祭が一年おきに行われ、江戸川区指定無形民俗文化財に指定されている。また、境内は緑が豊かで古くから「せんげん様の森」と呼ばれ、区の保護樹が何本もある。

篠崎浅間神社 稲荷社

御朱印は社務所で拝受できる。玄関先が授与所となっており、インターホンで呼び出す形式となっている。書き置きのみで初穂料は500円。季節に合わせて絵柄の異なる御朱印をいただける。

篠崎浅間神社 御朱印

2026/08/16

大井蔵王権現神社

 品川区大井にある神社。創建年代は不詳ながら、新編武蔵風土記稿には“鳥羽院の皇胤信光の嫡男、頭中将光政が子どもに恵まれず、蔵王権現に誓願したところ、一子を授かったことで蔵王権現を創建した”といった旨が記されている。

大井蔵王権現神社 鳥居

これが当社のことではないかとされている。また、広町・大井一丁目は旧名を権現台・鎧ヶ淵と呼ばれていたが、その地名の由来となったとも言われている。権現台の鎮守として何度も移転を重ね、現在の社殿は昭和六十三年(1988年)に氏子の寄付により建てられた。

大井蔵王権現神社 手水舎

その他、江戸時代に流行った火事・疫病から大井村の人々を救ったのが権現神社の天狗とする伝説があり、今も毎年4月第3土・日に行われる例大祭は通称「天狗祭り」と呼ばれている。その際の神輿には巨大な天狗の顔が鎮座している。

伏見玉光稲荷大明神

境内はJR・東急大井町線「大井町駅」から徒歩5分の立会道路(立会川が暗渠化された)沿いにある。途中には伏見玉光稲荷大明神もあり人通りが多く参拝する人が絶えない。鳥居をくぐるとすぐ右に手水舎、正面が拝殿となっている。

荏原七福神 福禄寿

御朱印は社殿左手にある社務所の窓口で対応している。初穂料は500円で、通常の直書きタイプ以外に、書き置きタイプの限定御朱印も数多くある。また、荏原七福神めぐりの福禄寿も祀られており、あわせて参拝できる。

大井蔵王権現神社 御朱印


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2026/08/14

本社三島神社

 台東区寿にある神社。区内には元三島神社、三島神社も含め3つの“三島神社”があるが元は一つなので由緒も同じになる。弘安四年(1281年)の元寇の役の際に河野通有が夢告を受け、伊予国一之宮・大山祇神社の御分霊を勧請したのが始まりとされる。

本社三島神社 鳥居

境内は東京メトロ銀座線「田原町駅」から徒歩3分の場所にある。国際通り(都道462号)から入ると駐車場のような建物が見えるが、回り込むと鳥居が確認できる。鳥居の先の石段を上がっていくと拝殿がある。

本社三島神社 狛犬

賽銭箱の左右に沖縄のシーサーを思わせるようなユニークな狛犬があり、社殿の左手には境内社(石稲荷/髪稲荷大明神)が見えるが、手水舎は確認できなかった。社殿は鉄筋コンクリート製で左手奥に社務所がある。

本社三島神社 社殿

御朱印は社務所入口備え付けのプラ製のフォルダーの中から取り出し、初穂料を納めるセルフサービス方式。包みを開くと台東区神社マップと日付入りの御朱印が入っている。ドアの前でガサゴソしているとドアの向こうからご挨拶をいただいた。

本社三島神社 境内社

セルフの御朱印は日付の入っていないものも多いが、毎日日付を入れていただいていると考えるとありがたい。初穂料は300円で釣り銭を受け取ることも可能だが、事前に用意しておくことをおすすめする。

本社三島神社 御朱印



2026/08/11

御穂鹿嶋神社

 港区芝にある神社。もともとは御穂神社と鹿嶋神社の2つの神社だった。創建は御穂神社が文明11年(1479年)、鹿嶋神社は寛永年間(1624年~1644年)と伝えられているが、平成16年(2004年)に合祀。御穂鹿嶋神社と称されるようになった。

御穂鹿島神社 鳥居

境内は都営浅草線・都営三田線「三田駅」から徒歩3分の場所にある。目の前が本芝公園だが、境内の敷地面積は大きくはなく、鳥居をくぐるとすぐに社殿。手水舎は左手前にあり、境内右手には境内社(天満社・稲荷社・住吉社)合殿が見える。

御穂鹿島神社 社殿

境内に向かう途中に躍動感のある狛犬がいて導いてくれる。古典落語の演目『芝浜』は、この付近のことで、かつて漁師が魚を売買する「雑魚場」があった。鳥居の左手には芝濱(芝浜)囃子の碑も確認できる。

御穂鹿島神社 狛犬

この地はかつては海岸線で、勝海舟と西郷隆盛が江戸城の無血開城に関する会談を行ったとされていて境内のすぐ近くに記念碑があった。現在は高層ビルが建ち並ぶオフィス街だが、さまざまな歴史を感じることができる。

御穂鹿島神社近く

御朱印は社殿左手奥にある社務所で拝受できる。御朱印は御穂神社と鹿嶋神社に分かれていて、初穂料はそれぞれ500円。窓口で御朱印帳を渡すと直書きで対応していただける。御札・御守りなど受ける際もこちらで対応している。

御穂鹿島神社 御朱印


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2026/08/08

綾瀬稲荷神社

 足立区綾瀬にある神社。いただいたリーフレットによると創建は“慶長十九年(1614年)、豊臣氏と徳川氏が争った大阪冬の陣が起きた年と伝えられる”とある。また公式ページには、その年に“村人が浄財を出し合い、伏見稲荷より御分霊を勧請したとある。

綾瀬稲荷神社 鳥居

また、江戸時代には『稲荷神社』と称していたが、明治7年(1874年)に『五兵衛神社』と改称し、さらに昭和42年(1967年)に現在の『綾瀬稲荷神社』に改称。400年という長い間、地域の氏神様として崇敬されてきた。

綾瀬稲荷神社 手水舎

境内はJR・東京メトロ「綾瀬駅」から徒歩3分の場所にある。鳥居をくぐり、右手に手水舎がありさらに進むと石灯籠の先に二の鳥居、狐像と狛犬に迎えられた正面が拝殿になっている。また境内の左側には神楽殿も確認できる。

綾瀬稲荷神社 拝殿

参道を入ってすぐ左手には富士塚と浅間神社がある。また手水舎の手前には三峯神社、さらに境内末社として弁天社がある。富士塚は一見登れそうな感じだが、安全上の理由で登らないでと注意書きがあった。

綾瀬稲荷神社 富士塚

神社には数々の奉納品があり、拝殿前にある獅子・狛犬は落語家・三遊亭円丈師匠が寄進。また殿内には古代弦楽器「箜篌(くご)」の試作品、その他にも、下をくぐることで悪しき邪怪妖霊(悪い虫)を切り払うと伝えられる納め太刀が掲げられている。

境内末社 三峯神社

御朱印は社殿左手にある社務所で拝受できる。呼び出しボタンを押すと窓口で対応していただける。書き置きのみで通常タイプと神輿の絵柄が入ったタイプの2種類から選ぶ。初穂料はどちらも500円で今回は神輿タイプにした。

綾瀬稲荷神社 御朱印

2026/08/04

葛西神社

 葛飾区東金町にある神社。葛西神社・公式ページの由緒書によると、創建年代は“平安時代の末期、後鳥羽天皇の元暦二年(1185)領主葛西三郎清重の篤信により上葛西、下葛西あわせて三十三郷の総鎮守として下総国香取神宮の分霊をお祀りした”とある。

葛西神社 一の鳥居

また、江戸時代に徳川家康公が当社の操り人形芝居の神事をご覧になった際、御朱印十石を賜ったとされる。当初は香取宮と称していたが、明治維新の際に香取神社となり、明治十四年(1881年)葛西神社と改められた。

葛西神社 手水舎と厳島神社

境内はJR常磐線・京成線「金町駅」から徒歩12分の場所にある。参道跡のようになっている住宅街を抜けて江戸川方面に向かうと一の鳥居が見えてくる。西側にも入口があるが、そちらには鳥居はない。

葛西神社 撫蛇様

一の鳥居をくぐると右手に手水舎があり、さらに参道を進むと二の鳥居が見える。そこから左斜め方向に社殿がある。また、手水舎の奥には境内社の厳島神社、撫蛇様(なでへびさま)がある。その時見えるへびの表情により撫でる場所が変わるようだ。

葛西神社 社殿

参道を進んだ右手前には神楽殿が見える。また社殿の周辺には数多くの境内社がある。社殿の右手にある祓戸神社で祈り清めた後に、当社や境内社に参拝することよいという掲示があった。

葛西神社 稲荷社

境内社は社殿の周辺に天神社、稲荷社、諏訪神社、神明社などがあり、本殿の奥には富士塚・富士神社が見える。その他、境内には金町招魂社や天然記念物に指定されている銀杏の木3株がある。こうしたことからも歴史ある神社であることがわかる。

葛西神社 富士塚

御朱印は社務所の授与窓口で拝受できる。インターホンで呼び出すと対応していただける。御朱印は複数の書き置きタイプから選べる。今回は8月限定のもの(初穂料は500円)をいただいた。

葛西神社 御朱印(8月限定)