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2026/04/30

田中稲荷神社


 杉並区高円寺南にある神社。由緒書きによると、創建は不詳ながら「保食神」を祭神とした旧高円寺村の農家の守り神で、桃園川沿いに広がっていた水田の中にあったことから田中稲荷神社と呼ばれるようになったとされる。

田中稲荷神社

以前は毎年2月の最初の午の日に村の家々で赤飯を炊いておむすびを作り、神前に供え、豊作を祈願した。現在も3月の初午の日に付近の商店や町会の人々により続けられているらしい

鳥居

最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅で徒歩3分くらいの場所にある。博多ラーメン「ばりこて」を目指すと、隣りにあるのですぐにわかる。小さな境内には稲荷神社らしく複数の鳥居と狐の石像があり整備されている。

狐の石像

現在は高円寺天祖神社の境外末社となっており、御朱印もそちらで拝受できる。書き置きで初穂料は300円。大変丁寧に応対していただき飴もいただいた。なお、天祖神社の境内末社には三峯神社と清姫稲荷神社がある。

田中稲荷神社の御朱印

2026/02/05

高井戸第六天神社

 杉並区高井戸西にある神社。創建は不詳ながら鎌倉時代と伝えられる。天保年間(1830〜1843年)に本殿・拝殿が焼失してしまったが、安政3年(1856年)に現在の本殿が完成。総ケヤキ造りの本殿の三面にある彫刻が素晴らしい。

境内は京王線「高井戸駅」から徒歩8分の住宅街の中にある。杉並区内で一番古い狛犬があり、1988年に杉並区の有形文化財に指定された。鳥居をくぐると、右手に手水舎があり左手に社務所、正面に拝殿が見えてくる。

また、本殿右手前に神楽殿、その奥に境内社。石鳥居の奥に鉄筋コンクリート造で整備された祠の中に氷川神社、浅間神社、白山神社、天祖神社、秋葉神社、稲荷神社がある。天祖神社と浅間神社は明治30年に村内にあったものが遷座されたらしい。

公式ページによると、明治以前の祭日(11月22日)には、「おこもり」といって、農作業を終えた近所の人たちが、当番制で5人ずつ拝殿にこもり、お神酒を飲みながら世間話に興じ、夜を明かしたとされる。

なお、御朱印は本務社である下高井戸八幡神社で拝受できる。場所は少し離れているため、神田川沿いを歩くか、電車だと高井戸から西永福に移動することになる。御朱印は書き置きで初穂料は500円となっている。



2025/11/28

成宗須賀神社

 杉並区成田東にある神社で、旧成宗村本村の鎮守。公式ページによると近世初期に社殿を造営したとも、天慶四年(941年)に創建され、慶長四年(1599年)に再建されたとも伝えられるが、安政年間に記録を焼失したため詳細不詳とある。

御祭神は祭神は素盞嗚尊で江戸時代は牛頭天王社と呼ばれた。社名は同じ素盞嗚尊である出雲の須賀社にちなんだもので、明治維新後も成宗村の村社として人々の信仰を集めた。昭和33年に社殿を新築し、旧拝殿を神楽殿に改築した。

境内はJR阿佐ヶ谷駅から徒歩15分の場所にあり、東京メトロの南阿佐ヶ谷駅のほうがやや近い。今回、自転車で訪れたのだが住宅街の中にあり入り組んでいるため、迷ってしまった。松やイチョウの大きな木がある場所を目指すとよい。

鳥居をくぐると正面に拝殿が見えるが、左手に神楽殿がある。2体の狛犬に迎えられ、右手に手水舎。右の奥には社務所があるが、御札やお守りの授与所は開いていなかった。ただ、頒布しているとの案内はあった。

社殿の左奥には境内社の稲荷神社と御嶽神社がある。また、右の一番奥には神輿庫があり、右側の小さな鳥居からも出入りできる。境内全体として広く、大きな木で囲まれているのためか気持ちが落ち着く。

その他、最初の鳥居の左手には成宗弁財天もある。こちらは、水神様のご加護を祈り、湧水池のほとりに創立されたのが始まりらしい。なお、御朱印はここの授与所ではなく阿佐ヶ谷の神明宮で拝受(初穂料は300円)できる。



2025/08/28

和泉熊野神社

 杉並区和泉にある神社。いただいた資料の由緒書きによれば文永四年(1267年)に、熊野本宮大社の御分霊を祀ったのが始まりとしている。「和泉の鎮守様」として古くから親しまれ、数度の社殿修造を経て現在に至る。

境内は京王線「永福町駅」から徒歩で7~8分の場所にあり、縄文時代の土器・石斧・石棒、古墳時代の土師式土器などが出土していることから、昔から人々が生活をしてきた場所だったことがわかる。

神田川に続く斜面の途中にあり、下から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居とくぐって進むと左手に手水舎、正面に拝殿が見える。社殿の左手には北野神社、御嶽神社、山神社の合祀の境内社、右手には稲荷神社がある。

また社殿左奥には徳川三代将軍の家光が鷹狩の休憩時に手植えしたとされる、存在感のあるクロマツ(御神木)がある。その他、境内全体が木々に覆われているため、夏場の暑い時期にも心地よい風を感じることができる。

境内右奥には社務所があり御朱印はそこで拝受できる。インターホン呼び出し方式で書き置きの御朱印の初穂料は500円。御朱印をいただく際に慌てないためにも初穂料はあらかじめ用意しておくとよい。



2025/04/16

永福稲荷神社

 杉並区永福にある神社。杉並区教育委員会の説明書きによると、旧永福寺村の鎮守で、享禄3年(1530年)に、大永2(1522)年この地に永福寺の開山秀天和尚が、永福寺境内の鎮守として京都伏見稲荷大社よりご分霊を勧請したのが始まりとされる。

境内は京王線の永福町駅から南に徒歩5分くらいの場所にある。石段を上った先に鳥居があり、その先に第二鳥居が構えている。左手に手水舎、2体の狐様に迎えられ正面に拝殿がある。

また、境内末社として天神社、白鳥社、天王社、白山社が社殿左手に並んでいる。境内は思ったよりも広々としており末社の前にはご神木もあった。その他、今回は訪れなかったが、境外末社として御嶽神社(永福町1-39-17)があるようだ。

寛永16年(1639年)に永福寺村の鎮守となったが明治維新後に永福寺から分離して一社となり、明治11年に町全体を守るように西向きに建てなおされた。

御朱印は社務所で拝受できる。インターホンで呼び出す方式で、お守りなどが並んでいる場所でいただく。書き置きのみで初穂料は500円。とても丁寧に対応いただき神職と少しお話もできてありがたかった。

2025/03/09

天沼熊野神社

 杉並区天沼にある神社。公式ページの由緒書きによると旧天沼村の鎮守で、神護景雲2年(768年)東海道巡察使が氏神を勧請し別当を置いたのが始まりとされる。新田義貞が鎌倉へ軍を進める途中にこの地に陣をしき、社殿を創設との説もあるようだ。

最寄り駅は荻窪で徒歩10分くらいの場所に境内がある。住宅街で入り組んでおり、近くに天沼八幡神社もあるため間違えやすい。バスで日大二高で降りて歩くと3分程度なので、雨天時はバスがおすすめだ。

石段を上って鳥居をくぐると右手に手水舎があり、正面が社殿。参道の左手に社務所があり、社殿の左手前には境内社として稲荷神社、三峰神社、太現神社、須賀神社がある。また、最初の鳥居のすぐ右手にあるのが白玉稲荷神社だ。

その他、力石や新田義貞が植えたとされる出世杉(1946年に枯れ切り株のみ保存)なども境内に配されており、古くから鎮守として人々から崇敬を集めていたことが窺われる。

なお、御朱印は社務所で拝受できる。対応時間は10:00~15:00でインターホンで呼び出す形式。書き置きのみで神職に伝えると社務所入口で受けられる。丁寧に対応していただきありがたかった。

2018/06/04

田端神社

杉並区荻窪にある神社。杉並区の公式ページによれば菅原道真公を祭神とした旧田端村の鎮守でかつては北野神社とも、あるいは社の場所が田の端にあったことから田端天神とも呼ばれたとある。


創建は応永年間(1394~1427年)と言われ、足利持氏と上杉禅秀が戦った時、品川左京の家臣良影という者がこの地に土着し、京都の北野神社の分霊を祀ったことが始まりとされている。


今回は自転車で善福寺川沿いを走り「善福寺緑地センター広場」から住宅地に入ったところにある境内に入ったが、電車だと最寄り駅からかなり歩くと推定される。鳥居をくぐり参道左手に手水舎があり神明造の社殿が正面に見える。


境内末社は稲荷神社と御嶽神社の二社で。それぞれ社殿の左右に鎮座している。その他、境内には神輿庫や社務所の建物とつながっている神楽殿がある。


御朱印は社務所で拝受できる。インターホン呼び出し形式で御朱印帳を渡して待つ。初穂料はお賽銭でということだったので300円を賽銭箱に納めた。


2017/06/27

下高井戸浜田山八幡神社

杉並区下高井戸にある神社。社伝によれば創建は長禄元年(1457年)太田道灌が江戸城を築く際に家臣柏木左衛門に命じて鎌倉の鶴岡八幡宮の神霊を勧請したのが始まりとされる。


本殿は弘化四年(1847年)の再建であることがうかがわれ、明治二十五年に旧村内字四ツ割の稲荷神社(俚称田中稲荷)を合併したらしい。


現在の拝殿・覆殿はは昭和三十四年に落成したものだが、昭和五十二年に境内末社を新築して整備の際に八幡神社の社号標を鳥居横に建てた。


一の鳥居をくぐって参道を進むと二の鳥居があり、その左奥には境内末社が並んでいる。少し先の左手には手水舎、その先で二対の狛犬が出迎えてくれたところで正面に拝殿が現れるという造り。


参道右手は神輿庫や舞殿があり樹齢が古そうな木々がいくつもそびえ立っている。舞殿は閉まっているが、現在の宮司の曾祖父が中村縫之助と呼ばれた神楽の元締めだったらしい。


拝殿手前右横に授与所があるのだが、閉まっている時は御朱印は左奥にある白い建物のインターホンで呼び出してお願いすることになる。丁寧に対応いただきありがたかった。


2017/06/01

荻窪八幡神社

杉並区上荻にある神社。創建は不詳ながら寛平年間(889~898年)、第五十九代・宇多天皇の時代に創祀されたと伝えられる。


文明九年に太田道灌が石神井城を攻略するにあたり、社前に一株の槙樹を植栽。すでに樹齢500年を迎えるが現在も御神木「道灌槇」として境内に残る。その他、境内の樹木はすべて都の指定樹林として保護されている。


杉並会館の向かい側が東側から入る表参道になるが、青梅街道側から入る北参道もあり大灯籠なども建っている。東参道の一の鳥居をくぐりそのまま進むと左手に神輿庫、右手に末社が並ぶ。


その先に二の鳥居と祓門と呼ばれる石の門があり、参拝時はここを三回くぐるのが正式らしい。二の鳥居くぐると左手に手水舎があり右手には神楽殿、そして正面が神門となる。


神門の先がいよいよ拝殿となるわけだが、すぐ左手にそびえ立つ大きな御神木が「道灌槇」だ。かつては二幹あったようだが昭和九年の暴風雨で破損し現在は一幹となっている。


なお、御朱印は神門手前なる社務所でいただくことができる。インターホンで呼び出して対応いただくかたちで、最近デザインが新しくなったオリジナルの御朱印帳も頒布している。


2017/05/05

井草八幡宮

杉並区善福寺に鎮座する神社で、かつては古地名にちなんで遅野井八幡宮と呼ばれていた。御祭神は八幡大神(応神天皇)で源頼朝公が奥州藤原泰衡征伐の際に戦勝祈願をして立ち寄ったとされる。

約一万坪にもなる境内は緑が豊かで武蔵野の面影を残し、歩いているだけでパワーと癒やしをいただける感じだ。


北参道、東参道どちらにも大鳥居があり、北参道には鳥居も圧倒するような大灯籠が構えている。しばらく参道を歩くと立派な楼門の前に出て門を先に進むと右手に手水舎。その奥に境内社の祓戸神社、三宮神社が並ぶ。


広いスペースの先には神門があり両脇には狛犬。その門をくぐるとやっと拝殿が見えてくる。拝殿は塀(回廊)に囲まれたような感じになっていて、左側にお祓いなどをする際に使用する入口がある。


神門の手前の広いスペースには招神殿、神楽殿の他に社務所がある。ここで御朱印をお願いすることになるが、社務所のさらに左奥には3つの境内末社がある。


杉並区の八幡さまというと大宮八幡宮が有名だが、ここ井草八幡宮も負けず劣らずの規模と聖なる静けさがある。なお、御朱印の初穂料は500円で御朱印帳を渡して待つ形式になっている。